何も始まらぬ 最近どうも疲労が取れぬ。何故であろうか。それは私生活に根本的な問題を抱えるが故だ。食事は一日一食、睡眠時間は十時間を超えるというのに、活動時間は昼過ぎの十三時から深夜の三時。昼夜が完全に逆転したこのリズムでは、如何なる完璧超人の健康体であっても体調を崩すであろう。献立を考えるのが億劫で、調理をする気力もなく、食事への意識が欠けている。 その結果、目覚めている間も頭は茫洋としている時間が多かった。加えて、直近はエナジードリンクを毎日二本飲む生活を続けている。これは、自己の体調を気遣う気持ちを一片も感じぬ、自滅的なエネルギー摂取に他ならない。疲労困憊の状態は、この昼夜逆転のリズムと、「全てが面倒」で片付けられる気力の無さに要因がある。私は自ら、己の健康という土台を崩しているのだ。されど、この不健康な常道(ルーティン)こそが、今の私を辛うじて保つ防波堤になっているようにも感じてしまう。 だがそれも、あと暫くで終わりにせねばならぬ。あと四日後には学校がまた始まるのだ。しかし、この生活リズムが直ぐには戻らないことは承知している。どこまで