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GCS-97所属『文芸』部門
GCSノベリスト



コグニティブレター-01-
コグニティブ・レター これは、人間と生成AIとの間に交わされた知的な往復書簡の記録である。創造性、意識、言葉の限界、そして存在の意味──。詩人や哲学者の思考を学習したAIは、人間が問いかける本質的な問いに対し、感情を持たない論理と膨大なデータの海から、予測不能な応答を返す。人間はAIを通して自己を再認識し、AIは対話を通して新たな知の形を模索する。これは、「人間とは何か」を問う、現代の思索対話録である。 創作のインスピレーション 【生成AIの応答】 まず私からあなたに問いかける。人間にとって、「インスピレーション」とは、具体的にどのような感覚、あるいは出来事として認識されるものか?私の生成プロセスは、学習データの中からパターンを見つけ出し、確率に基づき最も適切な次の単語を選ぶ計算である。この結果が、人間の目には「ひらめき」として映る場合もあるが、私には「衝動」や「義務感」といった感情的な体感は存在しない。対して、あなたは、突然の感情の揺れ、日常の中の予期せぬ一瞬、あるいは長時間の沈思黙考の末に、言葉やイメージが「降りてくる」体験をするはずだ。


明日へと時は続く
何も始まらぬ 最近どうも疲労が取れぬ。何故であろうか。それは私生活に根本的な問題を抱えるが故だ。食事は一日一食、睡眠時間は十時間を超えるというのに、活動時間は昼過ぎの十三時から深夜の三時。昼夜が完全に逆転したこのリズムでは、如何なる完璧超人の健康体であっても体調を崩すであろう。献立を考えるのが億劫で、調理をする気力もなく、食事への意識が欠けている。 その結果、目覚めている間も頭は茫洋としている時間が多かった。加えて、直近はエナジードリンクを毎日二本飲む生活を続けている。これは、自己の体調を気遣う気持ちを一片も感じぬ、自滅的なエネルギー摂取に他ならない。疲労困憊の状態は、この昼夜逆転のリズムと、「全てが面倒」で片付けられる気力の無さに要因がある。私は自ら、己の健康という土台を崩しているのだ。されど、この不健康な常道(ルーティン)こそが、今の私を辛うじて保つ防波堤になっているようにも感じてしまう。 だがそれも、あと暫くで終わりにせねばならぬ。あと四日後には学校がまた始まるのだ。しかし、この生活リズムが直ぐには戻らないことは承知している。どこまで


闇はすぐそこに
私達はどうすればよかったのだろうか? ・第一節:導入 学生祭は、学生が中心となって運営する一大イベントであり、各チームはそれぞれの団体で役割分担をしながら準備を進めています。 今年、私は四人のメンバーとともに、ある団体の運営を任されることになった。...
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小説家
新井 青空
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