底ありの沼からのエッセイ集(GCS-97)
- SAPO(部門責任者)
- 2024年11月3日
- 読了時間: 5分

今は何を・・・
ここに一枚のレシートがある。これは友人の持ち物である。彼は、来年より企業に勤める社会人になる。それに比べ私は、まだ学業を続ける学生として来年も存在するだろう。最近、周りの動向が気になり、自分と比較して疎外感や焦燥感に駆られる。人は人、自分は自分とよく言われるが、それは心に余裕がある人が言える事であって、余裕が無くなってくるとふとした事も自分の中では大きな出来事の様に思えてしまう。故に心の余裕は生活においてとても重要である。しかし、その余裕を作るにはどうすれば良いのか。今の私には分からないそれが問題だ。時間が解決してくれる問題かも知れないが、解決されないまま社会人になり、定年を迎え枯木になっていくかも知れない。人の体感時間は二十歳で折り返しとなると言われるので、その可能性も大いにあるだろう。『ところで、今出来るのはなんなのだ。』と個人的に疑問を持ってしまったが、深くは考えないでおこう。ここで話しても無駄だろう。まあ、強いて言うなら普段から睡眠時間を取るべきだ。最近まとまって寝られていないから。
何が変える?
昨今のニュースのトレンドは、とても世知辛く、事故や誰々が亡くなった。の様な暗いものだ。その様な現代社会で私は生きている。鼓動音を響かせ日々命を削りながら、生命活動を営んでいる。現代社会で年金問題や移民増加による治安の問題等、昔では無かった問題が私達に降りかかる為、とても未来に希望を抱ける様な時代とは言えないのが現状だ。これを打開するにはどの様な案があるだろうか?『自分が国会議員になる?公務員として働く?いや、日本を脱出しよう!!』とムーブメントがあり、結局は日本社会の根幹が変わってはいない。これからも何か大きな外的要因か指導者が現れない限り難しいだろう。民主主義とはそんなものだ。『民衆の大部分がこう言っているからこうしましょう。』そんな政治形態である。しかし、若年層の人口が減少している現状高齢者福祉を支持する政策が通りやすい。これは仕方ない事である。ところで、皆さんはどの様に動くべきなのか、各々が考えていますか?人に流されて多数派の意見に同調していませんか?個人の意見も大事です。個人の一票は小さな力かも知れない。でも、チリも積もればという言葉がある通り、同調しなかったら政治も今より好転するかも知れませんよ。
疲れる生活
これからの自分はどうなっていくのだろう。そのような問いは無意味であるが、疲れている時はよく考えてしまう。疲れ様によっては、それが自分への攻撃に繋がる。若しくは他者への攻撃のきっかけとなるときもある。まず、その疲れの原因ってなんだろう?とりあえずここではストレスという事にしよう。ストレスとは外的要因による身体的或いは精神的反応とのことらしい。例えば、私であると学校生活で大量にレポートや課題が出た際、やらないといけない使命感ややらなければ、成績に響くという危機感を感じる。これがストレスなのだろう。では、ストレスを感じずに生きることが出来れば、疲れない生活になるので、人への攻撃が減って平和世の中になるのではないか?そう思った私だが、今まで生きてきてそれができていれば、私はこのような文章を書かずにいられただろう。でも、他者を見るとストレスを感じていないように見える人がいると感じる。責任感の薄い人がこの中に入るのだろうか?私には到底不可能な無責任な生活は周りを困らせる。
明るい話題を
さて、ここまで読んでくれた人には分かってもらえたと思うが、私は陰湿な性格であり明るい文章を書く才能はない。でも、ここまで暗いままであるとこの文章を読むのをやめる人も出てくるころ合いなので、少し明るい話をしよう。まず、明るい話題って何かな?某上野にある動物園のパンダ関連の話題?芸能人の結婚報道?否、今回の学祭で『GCS-97』としてイベントを開けていることだ。前回は、レトロゲームの展示を行い幅広い層に向けた企画としていたが、今年は本科の学生や留学生による発表、レジン作品、自作ゲームとジャンルが多岐に渡るイベントなっている。もうチラシをみて把握していると思うが、特に発表に力が入っている。かく言う私はヨーロッパの地理について、土曜日に話しているだろう。だからどうしたというお話かもしれないが、去年より明らかに準備に時間が掛かった為成功してくれないと困る。まず、こんな辺境の講義室でやる催しものだから人がどれぐらい来ているかも分からない。去年より、会場のアクセスは格段に悪くなっているが、この逆境に立ち向かって行くのも面白いかもしれない。そう思いながら、私は発表スライドとこのエッセイをしたためる、学祭十日前であった。
終わらない作業
みなさんも終わらせたいのに終わらない作業一つや二つあると思います。かくいう私もあまりイベントの準備が進んでいません。というか、次から次へとやりたい事と仕事が増えていくのです。こういう時に必要なのは、他人の意見に迎合するのではなく、自分で考えて必要でない場合ははやらなくていいと言える。そんな勇気が必要だと思います。その勇気がなく、人の顔色を窺ってしまうのが今の私です。どうしたらいいのでしょうか?恐らく答えは簡単で、普段から物事を客観的に考えればよいのです。でも、頭では分かっていても出来ない事もある為、新年などの節目に自分を振り返る事も重要かなと最近思うようになってきました。『そんなこんなで、今日残すは個人的なイベント準備のみとなりました。』と言いたかったのですが、また仕事が増えるようです。笑うしかないのかもしれない。そういえば、どこかの研究で笑えば健康になるらしいので、これを読んでいる皆さんも普段から《笑う》ということを機にかけていくとよいかもしれません。なお、変なところで笑うと空気が凍り付いたり、場が静まり返るので、ある程度その場の空気に任せる必要があるかもですね。あれっ、結局人の顔色を窺ってないですか?どうしたらいいのだろうホントに。
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